WIND OF MOON

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アニメ【NARUTO】353話感想

■353話「自来也豪傑物語」2009年10月29日放送
脚本/武上純希 絵コンテ・演出/熊谷雅晃 作画監督/金塚泰彦

ペインの正体は一体誰なのか。
集合体ペインの中に、かつての弟子弥彦の面影を感じ、自来也が困惑するのも無理からぬ事。
しかもそのペインは長門の輪廻眼を持ち、さらに同じ目を持つ者が六人もいるのだから。
しかし、今はペインが誰なのかは問題ではない。
ペインは、彼(ら)の目的の遂行の為には自分の正体などどうでもいい。
フカサクは、目の前の危機を乗り越える為にはペインの正体などどうでもいい、というか、それは二の次の関心事。

いくら『伝説の三忍』の自来也であっても、六人を相手にするのは厳しい。

◆自来也とペイン

「弥彦、とっくに死んだよ、そんな奴は」。
長門(実は元風魔の忍)が弥彦をそんな風に言うのは屁理屈にしか聞こえなかった自来也だが、それは事実だった。
ならば目の前の弥彦は何者なのか。
そして、止めを刺した筈の長門と思っていた者がまた蘇っているのは何故なのか。
自来也は、長門や弥彦と関わりがあったから、混乱するのだ。

後にペインの正体が分かるのだが、原作が伏線を張り巡らせて次々と場面が切り変わるのを、アニメでは自来也VSペイン六道に戦いを括ったのが良かった。小さい子には場面が切り替わり過ぎると分からなくなると思うから。その為に、回想シーンとしてバンクの使い回しがあっても多少は仕方のない事だと思う。

痛みは人を成長させるが、具体例を挙げなかったのが自来也のミスだったのか。確かに人それぞれ感じるものは違うにせよ、長門を教え子と思っていたからこそあえて間違った答えを出すまいという自来也の計算違いだったのか。
傷つけられる痛みを知っているからこそ、他人にはやさしくあって欲しいと願う自来也と、
「目には目を 歯には歯を」というよりも
「目には目と歯を」と解釈してしまったペインとでは、
痛みに対する解釈のベクトルの方向が二人の間で全く異なってしまった。

風魔の忍、酒場であった先生、酒飲んでクダまいていた者、辻説法、傀儡師そして弥彦。
かつて自来也が会ったことがある者がペイン六道だというのは、偶然ではないだろう。
自来也は世を破滅させるか、安定させるかの変革者を導く者。
自来也は平和、安寧を願う者だから、
教え子が破滅させる者ならば、正しい方向へ導かなくてはならない。もし更正できないのなら自来也がどうにかしなくてはならない、という事だったのだろう。
出会うべくして出会ったのだ。

ペインになると何故髪の色が弥彦と同じオレンジ色になるのか不思議だが、もしかしたらオレンジ色になるのがペインになったという証なのかもしれない。
シマの舌を使って元風魔の忍だったペインを結界で仕留めた自来也。
弥彦以外の5人のペインと自来也の接点を以前にアニメで入れたおかげで、とても分かりやすかった。原作では説明不足を感じていたところだ。

結界で一人だけ仕留めた後で撤退していたら、自来也は命を落とさなかっただろう。
忍の生涯を、術の多さや開発にいそしむ様な生き様よりも、耐え忍び決してあきらめず、どう最期を締めくくるかに重きを置く自来也は、師と弟子、そして友も救えず、道を外してしまった『予言の子』の始末もできずに生涯を閉じることを悔いていた。
しかし最後に弟子ミナトの言葉から、無意識のうちにすでに出会っていた『予言の子ナルト』の存在に気付き、世の中を安定に導く変革者として自来也の意志を受け継いでいた事に自来也が気付いたのがせめてもの救い。
そう、もうとっくに『真の予言の子』に自来也は出会っていたのだ!

自来也の遺体は浮かんでいないし、
ええ、私はまだ自来也は死んでいない、と希望を持ち続けている者であります(ビシッ!)。


◆口は悪くても愛情はある

シマも、フカサクと自来也を思い遣っているのだ。
撤退しなくては絶命すると思いつつ、夕飯までには帰って来い、と精一杯の彼女のなりの気持ちを表わしているのが分かる。



◆自来也と綱手

今回のペインの探りは、いかに強い自来也であっても決死の覚悟を感じられた。
綱手はいつも賭けに負けるから、わざと自来也が帰って来ない方へ賭けるくらいに。
次々と近しい存在が亡くなった綱手には、自来也までいなくなってしまったらという思いから、自来也の気持ちを知っている上で振り続ける様になったのかもしれない。
自来也を振り続ける事で、もしかしたら彼の死を遠ざけていたという綱手なりの自来也への愛だったと思える。
幼い時から知っている、恋なんて感情を通り越した愛情。
危険な所へ向かわせた綱手の心の中は土砂降りの雨だったに違いない。雨が上がると、庭園の池から蛙は大海へ泳ぎ出す。
まるで、自来也の最期を物語るかの様に。
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