WIND OF MOON

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アニメ【NARUTO】感想

■268話「繋がり」2008年2月28日放送
脚本/西園悟 絵コンテ/木村寛 演出/木村寛 作画監督/徳倉栄一

サイが暗部の根の者として任務を遂行する為に、感情がなく、上司・ダンゾウの手足となるべく特別な訓練を受けていたという事がヤマトからナルトとサクラに明かされます。

この場合、『感情がない』のではなく、『感情を持たない様にマインド・コントロール』する訓練と言った方が合っていると思います。

サイは、
今回のサクラがサイに語った通りで、

              サイ自身が言うほど感情を捨て切れていない

ということ。
サイは綱手や三代目とは違うタカ派のダンゾウの部下であることと、ナルト達の神経を逆なでしてきた経緯から特にヤマトから信用をおかれていない。
大蛇丸について行った時に落とした兄とのつながりである大切な絵本の最終頁である中央の未完成部分を、ヤマトは兄とサイが戦うと考えている。そしてサクラも、ナルトもそんな風に感じてもおかしくないと思っている。

●サイについて考えてみる●

サイは任務のために真実を伝えない事は多々あったと思います。
感情を殺す為に、
再不斬の出身・血霧の里の仲間殺しの悪習を引き合いに出され、兄を殺したとの疑いをヤマトにかけられた時のサイの顔は笑っていません。
兄を殺したのはサイであると告げられた時、サイは即座に真顔で否定しています。
でも病気で死んだ、と言った時には例の作り笑いを浮かべています。兄の死因は多分病死ではないのでしょう。

サイが所属している暗部の根には身寄りのない子どもが多くいて、そんな中でみつけた兄とのつながりはサイにとってとても大切なものだったのだと想像します。
その兄の為に描いた本の完成を待たずに兄は死に、生きた兄と感情を通わせられなくなったサイにとってその本が唯一今は亡き兄とつながっている証になったのでしょう。

任務の為には感情は邪魔である。それならばわざわざナルトやサクラの感情を逆なでする様な言動はしない筈だから、あれは感情を持つなと命令されているサイの、自分を保つ為のせめてもの抵抗だったのではないか、と考えたのです。

前後しますが、
サイの兄が死んだ時どんな顔をしたらよかったのか、とサクラに問うた事もありました。
それには、悲しみを感情の赴くまま表す事を禁じられたサイの悲しみが伝わってきました。
身寄りのない中で見つけた、兄の様に慕っていた人が死んでも悲しむ事のできない悲痛さ。
サイはナルトやサクラと年もほとんど変わらないのですから、感情を表せない事は酷だと思います。

里から忌み嫌われた幼児時代を送ったナルトと、
感情を殺し存在しないものとして、ダンゾウの手足として生きる事を強いられたサイとではどちらが苦しいのでしょうか。
簡単に比較できるものではないですが、ナルトは忌み嫌われていた時でも存在を認められていました。

ナルトは血がつながってもいないサスケを必死に助け出そうと思っている。
サスケを誰よりも自分を認めてくれた一人と話すナルトに、絵がうまいと誰よりもサイの絵を褒めてサイを認めてくれたサイの兄とサイとのつながりがだぶります。
相手が自分よりもずっと強かろうが、挑むことで命が脅かされようとも、ナルトはサスケに自分の存在意義を見出しているのではないかと感じます。
サスケがナルトを何とも思っていないと言われようが、ナルトの自覚と食らいついていくことでつながりをたもつ事がナルトを動かしているのでしょう。

サクラに本を返された事で、サイはその本が兄とのつながりを守るものだったという事を思い出しました。
そして忘れようとしていた人としての感情を、ナルトの言葉と意気込みでしっかりとサイの心に繋ぎ止められた瞬間でした。
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