WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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【L change the WorLd】感想

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【L change the WorLd】感想

人が、人を消す事が果たして許されるのだろうか。

悪事が止まらない、法の力がなかなか思うように及ばない世界に嫌気がさし、自分が新世界の神となって要らない人間を葬り去る事で“善人だけの理想郷を創る”事を目指し、最初こそその理想の為の殺人が、最後は保身の為の殺人となり、最終的には単なる大量殺人犯となり下がってしまった夜神月。

神には程遠い傲慢で保身に走った愚かな殺人犯。

本作ではLが早々にデスノートを燃やしてしまい、ノートに書き込む事による殺人はなくなったが、“自分にとって必要のない人間を消し去る”というデスノートに変わるモノを携え、Kこと久條希実子なるオリジナルキャラが登場した。

生物とは、動物と植物、
そして“菌”を生物とみなすのか、という問題を少し前に読んだことがある。
菌類の中には人間に役立つものもあるが、毒性の強い菌は環境やワクチンに耐性を持ち進化し、猛威を奮って勢力を伸ばす。
今回元となったのがエボラ出血熱で、人為的操作の元、その何倍もの強い毒性を持った菌を作り出し、久條の判断で要らない人間を消し、膨れ上がった人口を理想的な人間の数まで淘汰しようという目論見があった。

原作では、Lの他にN(ニア)など、頭文字で呼ばれるワイミーズ・ハウス出身のエリートが何人か居るとは思ったが、この映画ではかなりの数が居る事が分かった。その中で気になったのが欠番で、多分Fの様に殉職を意味するのだろうと思う。

アジアの小さな村から出た伝染病患者に防備服の団体が現れ、注射を打たれるシーンではじめは治療に来たのかと思いつつ、でも何か様子が変だし…と思っていたところ、話が進むうちにあれは菌を採取しに来たのだと分かった。
それは後の“映画でのNear”の耐性を持った体質から察するに、多分この菌はこの村付近で活動する機会をじっと待っていたのだと思う。それが何かのきっかけで発症し、ウィルス殺人を目論む久條と、ウィルス兵器で儲けようとする的場の利害が一致し、的場の“商品の素の独占”により外部持ち出し禁止の為、村は焼き払われたのだろう。

悪人の居ない理想郷を創ろうとした夜神月と、
生態系を守る為の淘汰を試みようとした久條希実子と、
どちらも自分の物差しでの人の選別は同じ。
だが、
最後は死神に命乞いする月と比べ、自ら開発した猛毒菌と心中しようとした久條に潔さを感じた。

天才一人だけでは明るい未来は築けない。

Lの死後、久條が正しい方向で理想を修正したかどうかはこの作品では分からない。
名前の通り、悠久に希望を結実させる子であって欲しいものだ…

だが、人としての寿命が限りあるものであっても、遺志は連綿と繋げて行く事はできる筈。LがNearに託した様に。
そして、
正義と悪は純潔思想による選民の様に、背中合わせの危ういバランスの上に成り立っているのではないかと考えさせられた。



さて、小ネタ(笑)。

●デスノートはもう不要と、ノートを燃やすLにリュークが本当に燃やしていいのか、それで月は神になれるとさえ言った、という問いに月の最期が神の最期として相応しいとは思えない、と言い切ったL、ある意味死神以上です(^^;)。

●で、そのデスノートを燃やす時、断末魔の叫びが聞こえた。多分ノートに書かれた人たちの声なんでしょう…

●「L走る!」
というキャッチ・コピーに思わず私も「おお!」とつられましたが、原作でLは月とテニス対決しているよ?その方がスゲくねぇ?

●「子守は苦手分野なんですが」
難事件には得意でも子どもは苦手、Lカワイイ!!!

●電車内で土足のまま座席に座るのは止めましょう(^^;)。

●チャリンコのかごにNearを乗せ、これは【E.T】のパロですか!?

●Lの部屋にあった、甘党の彼におよそ似つかわしくないポテトチップス・コンソメ味。
月を意識してなんでしょうが、
そのコンソメ味のポテチをバリバリと食べるNearに、子どもながらも頼もしさを感じたに違いない。子ども苦手のLがNearに打ち解けた瞬間。

●真希の父の出した最後の数学の問題の答えの 13:11の MKとは、物質の暗号ではなく
二階堂博士の研究者仲間 「松戸 浩一」というイニシャルにもひっかけていたんだね(嘘)。
ウィルス(絶望)から救う者の名前のイニシャルとして、二重に意味があったら天晴れだったんだけれどねーーー
可能性があったのはNearだけれど、BOYはNearって名前をLに命名されちゃったしね。

●何故真希がウィルス感染症状が即座に出なかったのかは低血糖だったから、という事にからんで、
Nearも平気だったのは、沢山の甘いお菓子を前に目もくれず、一目散にコンソメ味のポテチに手を伸ばした、というのがその証拠。相当の辛党だって事でヨロシク。
じゃ、超甘党のLは一番発症しやすくヤバイ;

●真希を乗せたタクシーの運転手、前作ではバスの運転手で、ちょい役ながらとてもインパクトのある田中要次さん、再登場!で、全く関係のないキャラなのかと思ったらバスの運転手からタクシーの運転手に職を変わったとかで、大変な事件に2度も関わっている同一人物という設定に笑ってしまった。

●Lは何でもできる!
医者でもないのに機内でワクチンを接種させている。
いやLの事、医師免状も持っているに違いない。つくづく有能な人物を死に追いやったモンだよ、月!

●ブルーシップのメンバーで、一番肝が据わっていたのが三沢初音なる女性クルー。眉一つ動かさずに殺人をしていく彼女。機内で感染した時にも冷静さは失わなかった。
その反対に、冷徹にすら思えた的場の命乞いのシーンは月を彷彿とさせ、情けなさ全開(全壊?)。

●映画ではワイミーズ・ハウスは日本支部もあるんだね。どうりで日本人が多い筈です。

●今回結構集中して見ていたハズなんですが、久條希実子って父親がやはり研究者でワイミーズ・ハウスに預けられたという設定なんですね。パンフで分かった。劇中でそんな説明あったか記憶にありません。


今作品、
R指定ではなかったと思うのですが、ちょっと二階堂博士の死に際がエグすぎ…
監督が変わったな、と思ったらやっぱり変わっていました。

もっと主張を、という松山さんの働きかけのせいかどうかは分かりませんが、
Lが走り、猫背を正し、子どもと意志の疎通を図るというちょっと考えつかなかったシーンがてんこもりだったのですが、
Lフィーチャーの映画という事で、Lをもっと見たいというファンの希望は叶ったという点では満足しています。

ただやっぱり月以上のLの対峙者は現れないと思いました。

※画像はパンフレット
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2008-03-02 Sun 09:34 週刊少年ジャンプの感想
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