WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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アニメ【NARUTO】354話感想

■354話「宴への誘い」2009年11月5日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ・演出/福田きよむ 作画監督/Eum,Ik−hyun

水面の獲物を捕獲して、空高く舞い上がる鷹はサスケを暗示しているのか。

次の戦いで、サスケが蛇のままか、はたまた脱皮を果たして鷹となり大きく羽ばたくのか。
それを高みの見物と、マダラは決め込んでいる様に見える。

一族の復讐を果たす為に生きているサスケが、本体でないにしてもイタチの気配を感じなかったのが意外(^^;)。
あれだけ慕っていた、否、慕っていたからもう「兄さん」とは呼ばず、「アンタ」と兄を呼ぶサスケ。

「アンタはオレの事を何も分かっちゃいない」

サスケはイタチに言うけれど、今となったら分かる。マダラがサスケに伝えたのがイタチの真実ならば、イタチの事を理解していなかったのはサスケの方だったと。

前半の、イタチと鬼鮫がナルトを連れに里に来た時の回想では、サスケはイタチにひと捻りでねじ伏せられた。
あの時の力の差を見せつけられて以来、憎しみを糧に強くなり続けたサスケ。
次の器にしようと、サスケの体を乗っ取ろうとした大蛇丸を逆に乗っ取ってしまうくらい、どんどんと力を自分の中へ取り込んでいる。
今では、一撃で影分身と言えどもイタチを倒せるくらいに。

因縁の兄弟対決の決着がこれから始まる。
それを邪魔させまいとトビと鬼鮫が部外者を遮断する。
鬼鮫はイタチに言われただけだと思うけれど、マダラは違う。イタチと決着をつけさせる事によって、サスケの力量を測るつもりだ。だから、サスケを捕まえたい木ノ葉の邪魔をする。

『逆もぐら叩きゲーム』…トビはちびっこ達にギャク・キャラとして受けられているんだろうなぁ(^^;)。

すっかりおとなしくなっちゃった重吾。天然か。

水月の兄、鬼灯満月はやんちゃな水月とは違っておとなしいらしい。
勝手なイメージだけれど、満月の髪は金色だと思う。

次回、うちは兄弟の激闘に突入。
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アニメ【NARUTO】353話感想

■353話「自来也豪傑物語」2009年10月29日放送
脚本/武上純希 絵コンテ・演出/熊谷雅晃 作画監督/金塚泰彦

ペインの正体は一体誰なのか。
集合体ペインの中に、かつての弟子弥彦の面影を感じ、自来也が困惑するのも無理からぬ事。
しかもそのペインは長門の輪廻眼を持ち、さらに同じ目を持つ者が六人もいるのだから。
しかし、今はペインが誰なのかは問題ではない。
ペインは、彼(ら)の目的の遂行の為には自分の正体などどうでもいい。
フカサクは、目の前の危機を乗り越える為にはペインの正体などどうでもいい、というか、それは二の次の関心事。

いくら『伝説の三忍』の自来也であっても、六人を相手にするのは厳しい。

◆自来也とペイン

「弥彦、とっくに死んだよ、そんな奴は」。
長門(実は元風魔の忍)が弥彦をそんな風に言うのは屁理屈にしか聞こえなかった自来也だが、それは事実だった。
ならば目の前の弥彦は何者なのか。
そして、止めを刺した筈の長門と思っていた者がまた蘇っているのは何故なのか。
自来也は、長門や弥彦と関わりがあったから、混乱するのだ。

後にペインの正体が分かるのだが、原作が伏線を張り巡らせて次々と場面が切り変わるのを、アニメでは自来也VSペイン六道に戦いを括ったのが良かった。小さい子には場面が切り替わり過ぎると分からなくなると思うから。その為に、回想シーンとしてバンクの使い回しがあっても多少は仕方のない事だと思う。

痛みは人を成長させるが、具体例を挙げなかったのが自来也のミスだったのか。確かに人それぞれ感じるものは違うにせよ、長門を教え子と思っていたからこそあえて間違った答えを出すまいという自来也の計算違いだったのか。
傷つけられる痛みを知っているからこそ、他人にはやさしくあって欲しいと願う自来也と、
「目には目を 歯には歯を」というよりも
「目には目と歯を」と解釈してしまったペインとでは、
痛みに対する解釈のベクトルの方向が二人の間で全く異なってしまった。

風魔の忍、酒場であった先生、酒飲んでクダまいていた者、辻説法、傀儡師そして弥彦。
かつて自来也が会ったことがある者がペイン六道だというのは、偶然ではないだろう。
自来也は世を破滅させるか、安定させるかの変革者を導く者。
自来也は平和、安寧を願う者だから、
教え子が破滅させる者ならば、正しい方向へ導かなくてはならない。もし更正できないのなら自来也がどうにかしなくてはならない、という事だったのだろう。
出会うべくして出会ったのだ。

ペインになると何故髪の色が弥彦と同じオレンジ色になるのか不思議だが、もしかしたらオレンジ色になるのがペインになったという証なのかもしれない。
シマの舌を使って元風魔の忍だったペインを結界で仕留めた自来也。
弥彦以外の5人のペインと自来也の接点を以前にアニメで入れたおかげで、とても分かりやすかった。原作では説明不足を感じていたところだ。

結界で一人だけ仕留めた後で撤退していたら、自来也は命を落とさなかっただろう。
忍の生涯を、術の多さや開発にいそしむ様な生き様よりも、耐え忍び決してあきらめず、どう最期を締めくくるかに重きを置く自来也は、師と弟子、そして友も救えず、道を外してしまった『予言の子』の始末もできずに生涯を閉じることを悔いていた。
しかし最後に弟子ミナトの言葉から、無意識のうちにすでに出会っていた『予言の子ナルト』の存在に気付き、世の中を安定に導く変革者として自来也の意志を受け継いでいた事に自来也が気付いたのがせめてもの救い。
そう、もうとっくに『真の予言の子』に自来也は出会っていたのだ!

自来也の遺体は浮かんでいないし、
ええ、私はまだ自来也は死んでいない、と希望を持ち続けている者であります(ビシッ!)。


◆口は悪くても愛情はある

シマも、フカサクと自来也を思い遣っているのだ。
撤退しなくては絶命すると思いつつ、夕飯までには帰って来い、と精一杯の彼女のなりの気持ちを表わしているのが分かる。



◆自来也と綱手

今回のペインの探りは、いかに強い自来也であっても決死の覚悟を感じられた。
綱手はいつも賭けに負けるから、わざと自来也が帰って来ない方へ賭けるくらいに。
次々と近しい存在が亡くなった綱手には、自来也までいなくなってしまったらという思いから、自来也の気持ちを知っている上で振り続ける様になったのかもしれない。
自来也を振り続ける事で、もしかしたら彼の死を遠ざけていたという綱手なりの自来也への愛だったと思える。
幼い時から知っている、恋なんて感情を通り越した愛情。
危険な所へ向かわせた綱手の心の中は土砂降りの雨だったに違いない。雨が上がると、庭園の池から蛙は大海へ泳ぎ出す。
まるで、自来也の最期を物語るかの様に。
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アニメ【NARUTO】352話感想

■352話「ペイン六道 見参」2009年10月22日放送
脚本/宮田由佳 絵コンテ/三宅雄一郎 演出/浅利藤彰 作画監督/容洪

見得切りをことごとく邪魔される自来也。
お笑い専門のナルトが暫く不在となれば、お笑い担当の二番手(!?)自来也にそのおはちが回って来たというところだろうが、この作品は本来『ど』が付くほどシリアスな題材を扱っているし、疾風伝になって成長したナルトに、いつまでも笑いを求めるのもちと苦しい。

派手なアクションとギャグ。
これは子ども達にウケる重要な要素だろうけれど、アクションは今後は益々派手になりなくならないだろうが、無理やりギャグを持って来るのは今では合わない気がする。
疾風伝前の少年編が好きな人は、そのあたりを指して辛口批評しているのかもしれない。

フカサクとシマのめおと漫才がシリアスさを中和させる役目はあるものの、それでも少年編の頃のギャクとは違い一過性の笑い。
【NARUTO】は単なるお子様向け作品ではなくなってきた、という事だと思う。
私は疾風伝以降が好きなので、無理なギャグは要らない。何よりも、無理なギャグは作品全体のバランスを失ってしまうから。

夫婦のデュエット。
音で幻術に嵌めるというものだが(音で幻術とくれば音の四人衆の多由也を思い出す)、目を潰したペインにも効果はある、ということでかなり自来也には分がいい筈。
しかもペインがかつての弟子ならば、自来也が幻術を使わない事は知っているのでそこに勝機はあったのだが、息の根を止めた筈の三人が死んでいなかったのは、自来也も読み切れなかった。
三人でも手ごわいのに、倍の人数の輪廻眼を持つペインが現れて、更に窮地に追い込まれる自来也。


次回を考えるとこの回のおまけコーナーが余計に切ない。
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アニメ【NARUTO】351話感想

■351話「発動!仙人モード」2009年10月15日放送
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ・演出/横山彰利 作画監督/田中宏紀 作画監督補/今木宏明

自来也の結界戦術は、敵の動きが結界を張った範囲に入ると感知する『待つタイプ』の術なのに対して、カエルの姐さんのは探知結界といい、生物を使った『攻め!のタイプ』。
いやぁ〜〜〜、強い、強い!!!

伝説の三忍と謳われた自来也さえ手こずらせる『今回のペイン』。
カプセルに入ったペインと入れ替わりに出て来たペイン(ややこしい)は口寄せ専門らしい。
口寄せ動物との契約は、一人一種類だったと思うのですが、『今回のペイン』はアノマロカリスみたいでもありザリガニみたいな甲殻類っぽいのとか、出来損ないケルベロス(笑)、三本足の鳥、サイ(これはアニメだけのおあそび?読み返したら、原作に出ていた)、牛、カメレオンと多種。一人でこんなにも複数と契約を結べたのがどうしてなのかよく分かりません。
自来也が仙人モードになるのに口寄せした頭フカサクと姐さんシマを呼び出すのに時間が掛ったのと同じように、最後の最後で六道ペインが出たーーー!!!(でもこれでも半分なのよね;)

今回の作画、一味違った!!!

感想を書き始めて脚本以外お初だと思いますが、多分今まで原画では担当されていたのでしょう。
動きがとても細かいし色あいも抑え気味のマットな感じが、キャラ萌え優先の回とは違ういぶし銀キラキラの職人技。
そういう職人技の回は大体はキャラが美しい事よりも(自来也が仙人モードになるから?笑)動きで見せる事を優先とされる様な気がします。
でも表情もとても細部まで描き込んでありました。例えば目を瞬かせるペインや、自来也も焦りや自信ありげな表情も細かい、細かい!
ガマケンさんの跳躍や、戦った際に巻き起こる塵、分身するケルベロスもどきの動きや、カメレオンを仕留めるシマの生物探知と止めをさすフカサクの水刀。

キャラが奇麗に描かれている回も勿論好きです。
が、
今回の様に息もつかせぬバトルシーン、感情をあまり表わさないペインが一瞬見せる表情などには「刮目せよ!」
「一瞬たりとも見逃すな!」
「見逃したら損(?)をする」と思わせる回でした。

感謝。
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アニメ【NARUTO】349話、350話感想

「雨隠れ潜入 自来也の覚悟」2009年10月8日放送
■349話「潜入!雨隠れの里」
脚本/吉田伸 絵コンテ/にいどめとしや 演出/小野田雄亮 作画監督・総作画監督/堀越久美子
■350話「神となった男」
脚本/吉田伸 絵コンテ・演出/木村寛 作画監督/徳倉栄一 総作画監督/徳田夢之介

349話で4分半を使ってのあらすじや、350話の伝説の三忍と謳われるきっかけとなった山椒魚の半蔵とのエピソードは、回想の枠を越さない範囲内での使い回しといえる。

お茶屋で豚まんを注文するシーンや、素顔の綱手を彷彿とさせるらしい(え、そうなの?)手綱ちゃんのシーンなどのオリジナルシーンは原作を邪魔させない。

中でもオリジナルシーンで、自来也がなりすました雨隠れの下忍リュウスイ(という名らしい。相方はユウダチ)は、任務という大義名分で奥さん手綱ちゃんを都合よくあしらっている割には、伝書動物を使って帰るコールするという恐妻家と思いきや、雨宿りの為に寄り道するのも任務の内と言ってのけるよくわからない男(^^;)。
仲間を裏切らない云々言っている割にはカエルになりたくないから口を割ってしまうが、最後の最後で下忍といえども忍者のはしくれであると意地を貫き、そんなところが自来也に感じるものがあったのでしょう。自来也とのやり取りが面白くて、チョイ役だけれど印象に残る憎めないオッサンだ。

前半、自来也のちょっと間の抜けた感じが笑いを誘うが、ペインと対峙してからはシリアスになる一方。ナルトがしばらく出ないので、お笑い担当は自来也が負っているところが大きいけれど、ペインが出てからは一転して重苦しい雰囲気が漂う。

それにしてもペイン(痛み)とはよく名付けたものだと思う。
ペインの言い分はこうだ。
戦争でたくさん人が亡くなり、その痛みがペインを成長させた。痛みを知る事で人へと成長し、それが人となる。そして更に成長して、ペインは神になったと言う。神となれば言うことも考える事も神の御業になるという。
ペインの言う事は屁理屈にしか聞こえないし、人間が神などどいうおこがましさに眉をひそめる自来也に、どうせ自来也は死ぬのだからと恐ろしい計画を話すペイン。
それは戦いだらけの世界に終止符を打つ為に集めた尾獣を使った禁術を造り、使えば一瞬で億単位の人間が絶えてしまう恐怖で、戦いを抑止しようというものだった。
世界はまだ成長途上の子どもだからペインという神の手助けが必要だ、というペインは自らを『平和主義者の神』だと言う。
笑止!

いつから自来也とペインの思想がズレてしまったのか…

ペインの、危険が及びそうな要因は徹底的に摘んでしまうやり方に、孤児となった当初の長門らに向けた大蛇丸の言葉を思い出す。孤児となった者の行く末は惨いものだから、いっその事大蛇丸の手で葬ってしまおうか、というものだ。

独り立ちできる力を授けて自来也が去った後に何があったのか、
四象封印の真意、
九尾の襲来は天災か果たして人為的なものだったのか、
いろいろと伏線を張った回と言える。
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アニメ【NARUTO】「ド根性忍伝〜 自来也忍法帖」感想

「ド根性忍伝〜 自来也忍法帖」2009年9月24日放送
■347話 前編 脚本/武上純希 絵コンテ/久城りおん 演出/渡部周 作画監督/田中ちゆき
■348話 後編 脚本/武上純希 絵コンテ・演出/高橋滋春 作画監督/小林弘美

忍の長くて辛く、厳しい戦いの連鎖を、原作にオリジナルを織り交ぜ、1時間枠で放映。
原作では飛び飛びのエピソードをアニメではある程度まとめてあり、短期で見せるのであればその方が視聴者には分かりやすいけれど、私の住んでいる地域では1週開けてその続きを放映。果たしてこの効果が持続するのか、それとも時間が経ち過ぎて回想といった形を取って、今回放送したものを次回以降再び使い回さねばならなくなるでしょうか?(^^;)

何にしてもあまりインターバルはおいて欲しくないです<(_ _)>

自来也が『変革者を導く者』であり、やがて安定か破滅かの選択を迫られる予言を大ガマ仙人にされる。
これってすごく重大な役割ではないですか!
予言の子は表裏一体のコインの様で、どっちに結果をもたらすか分からず、そのどちらの可能性をも秘めた者を探し出して導かなくてはならないのですから。
世の中の平和や安寧を求めるのならば自来也で良いではないですか!と言いたくなります、というか、適任!(ビシッ)なのですが、彼は『導く者』なんです。

創造と破壊

破壊してから創造せよ、とどこかで聞いた様な気もしますが(アームストロングだ!)。

偶然(後で、これは“運命だったのかも”と思うのですが)戦争孤児長門らと出会って、彼らが自立できる能力を身につけるまで面倒を見ようと思った自来也。
憎しみは新たな憎しみを生むから…といっそ殺してしまうおうか、と提案する大蛇丸。

ちょっと話が逸れますが、
【平家物語】の池の禅尼の命乞いを思い出します。
本来なら有無を言わず処刑されるところを、平清盛の継母・池の禅尼の命乞いで助かった源頼朝は、自分を脅かす危険があるものは赤子だって殺してしまった。
池の禅尼的発想は自来也、
頼朝的発想は大蛇丸。
気持ち的には自来也でありたいけれど、過酷な人生を歩んで来た者からしたら、頼朝というか大蛇丸的な考えは有なんでしょうね。危険分子になりえる存在は、芽の内に摘んでしまおうと。

痛み分けをしなくては分かり合えないという弥彦。
それに対して反論はしなかった自来也ですが、仲間を傷つけられ無意識のうちに敵を倒してしまった長門には痛みを知っているから人にやさしく出来る場合もあるのだと話します。それには異論はないですし、長門を予言の子と意識したからこその自来也の言葉なのだと思います。

この時期はいろいろと並行して出来事が起こっていて、綱手の弟・縄樹が戦争で命を落としたりしています(以前もこのシーンがあったので、今後もこういった形で、今回放映されたシーンを使い回されるかもしれないです)。

それから、四代目波風ミナトの子、ナルトが渦の国のくノ一うずまきクシナのお腹に居た時期もこの頃。
ここでも感じるのが、忍として、また人望が厚く世の安寧をもたらすという点では、この波風ミナトが良かった筈。
でも彼は予言の子ではなかった。
ということは、やはり一旦『無』にする必要があった、という事でしょうか。

ちょっと気付いたのですが、
自来也が予言の子を探して旅先で出会った人物に、ペインが含まれていたと思ったのは私だけでしょうか。

1.雨宿り先で会った傀儡師〜修羅道
2.酒場で会った教師〜人間道
3.辻説法師〜地獄道
4.風魔の忍〜畜生道

で、ちょっとまとめ。
六道仙人は忍の祖。
すべての忍術はその輪廻眼を持つ仙人により生み出されたらしい。
世が乱れた時、天から遣わされる創造神ともすべてを零に戻す破壊神とも言われている。
そして、輪廻眼とは三大瞳術の中でも最も崇高である。
三大瞳術とは、輪廻眼、白眼、写輪眼の事か。

六道についてはいづれまた。
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アニメ【NARUTO】346話感想

■346話「結成!」2009年9月10日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ・演出/福田きよむ 作画監督/Eum,Ik−hyun

命を懸けた大博打。
これが素面でいられようか。
とはいえ、それは綱手側であり、酒豪の綱手を悪酔いさせる位の衝撃。
これが最後の告白も、最後だからこその自来也の告白だった気がしてなりません。死を決心する位の任務でもなければ、多分告白する事もなかったでしょう。

自来也と綱手は、恋愛としての対象を内包しつつも、もっと大きな(友)愛や信頼で繋がっているのでしょう。
ダンは恋愛の対象だった綱手ですが、今となってはダンと自来也を同じラインでは語れない。
アタックしては玉砕だった自来也の、綱手に対する気持ちは常に本物だったと思います。勿論、はぐらかしてはいますが綱手も自来也の気持ちは分かっていた筈。
同胞として、信頼できる強き者として存在し続けてきた自来也が、今回だけはもう帰って来ない、そんな気がしてならないのは、自来也の『年寄り(年長者)の在り方』や『綱手との賭け』から察しがつきます。
綱手と別れる最後まで、湿っぽくさせまいとする彼の心遣いがかえって遣る瀬無いです。そして、彼の器の大きさを感じさせます。

この回で初めてナルトの両親が誰なのか分かったのですが(原作連載当時、父親についてはやはりね、という感じがありました)、
外見は父親似、内面は母親似。
母親のうずまきクシナは外の人間(渦の国のくノ一)。
そんな外の里の同業とどういういきさつで夫婦になったのか、興味が尽きない訳ですが、
ナルトが母親姓を名乗っているというところをどう説明するのか、こちらも興味があります(てか、説明プリーズ、岸本先生!)。

で、ナルト。

イタチが、何故抜け忍となった弟サスケにナルトが執着するのかという問いに、
ナルトは少なくともイタチよりは兄弟だと思っているから、と答えます。
その理由を聞いたイタチは少し笑みを漏らします。
連載当時、
『この笑み』を、ナルトを愚かだと思って漏らした嘲笑に思えたのです。
でも、
原作でイタチがどうなったのか分かっているので、ちょっと考えが変わりました。
嘲笑に思えたイタチの笑みは、本当はナルトの『あきらめないド根性』に対する敬意が込められていたのではないかと。

180度、感じ方が変わってしまいました(マダラの説明が真実ならば)。

イタチが何をしにナルトに会いに来たのか、何となく想像はつくのですが、
サスケを守る為、
ここぞというサスケの危機に『イタチの最後っ屁』(イタチの屁なんて、先生、あんまりです!)ナルトに発動されるんじゃないかと。

外れたら笑って下さい。


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2009年劇場版【NARUTO】火の意志を継ぐ者 感想

劇場版 【NARUTO疾風伝】火の意志を継ぐ者
脚本/武上純希 
絵コンテ/むらた雅彦 横山彰利 熊谷雅晃 増田俊彦 にいどめとしや
総作画監督/鈴木博文 清水義治 堀内博之 櫻井親良 金塚泰彦
演出/むらた雅彦 熊谷雅晃 濁川敦 小野田雄亮 宅野誠起
監督/むらた雅彦

劇場6作目となる本作品は、アニメ放映時の内容と日本での出来事がリンクし、『リアルタイム2009年夏』をとても感じさせてくれる内容となりました。多分後にこの作品を見る都度、「ああ、これは2009年の夏の作品だったな」と思い出させてくれることになるでしょう。

で、日本での出来事とは、皆既日食が観測されたことと大河ドラマ【天地人】が放映されている事。そのうち大河ドラマの方は直接内容がリンクされているわけではありませんが、最近の戦国武将・歴女ブームの流行りをスタッフが感じての事だろうなぁ、といった印象(笑)。

作品の方へ話題を戻しますが、
『火の意志を継ぐ者』というタイトルからして、非常に原作の根本を問うた内容となっています。
根本→思想。
シカマルの師アスマは、明日を担う子ども達の為に命懸けで戦った。
そのアスマの父三代目火影も同じ。
子どもたちを守るということは未来を守ること。

さて、今回の敵は元々は木ノ葉の忍者卑留呼。
自分の弱さに劣等感を持ち、仲間と共闘するよりも他人の能力を取り込み己個人を強くする道を選んだ忍です。

今回の作品はなかなか味わいが深く、原作とのリンクや、アニメ放映時とのリンク、日本での出来事とのリンクなど、これを『外側』とするのなら、
1.カカシ班結成当時のカカシの教えと戦場のボーイズライフでのオビトの言葉
2.新生カカシ班の鈴取り合戦と、歪んでしまった思い出の鈴
3.アスマの遺志とそれを受け継いだシカマルの意志
4.拳を交えたからこそナルトの気持ちが分かる我愛羅
など、これらは作品の『内側』のリンクと言えるでしょう。

結局は『自分は何の為に生きるのか』というのがテーマなわけですが、
敵に攻め込まれ最後の手段となったとき、安易な自己犠牲はさせない、というのがナルトの心情なんです。勿論カカシだって、綱手だって、亡くなってしまった三代目もアスマだってそうでしょう。
しかし子ども達は未来の希望ですから、その為に年長者は命を懸ける。そして守ってもらった者は犠牲になった人の命の重みを感じながら意志を受け継ぎ、次の世代へ伝授する。
でも、ナルトは犠牲になってしまった人を偲びながら生きていくのは悲しすぎると言いました。確かに自分が今生きているのは、大事な人の犠牲があってこそで、それを背負って生きていくのは辛い。
綱手も、里長としての立場上、辛い決断だったのです。
その辺りの事を、我愛羅役の石田彰さんがパンフレットで見事に語っていらっしゃいます。
『集団にとって正しい事と、個人にとって正しい事を天秤にかけるのは難しい』と。
ナルトは掟を破るのはクズだが、仲間を見棄てるのは更にクズだというカカシの教え通り、カカシを救出しに向かいます。
ただこの行動、卑留呼の最期に語りかけたカカシのセリフからも考えさせられたのですが、
ナルトにはかなりの実力があったからこそ、カカシの自己犠牲を食い止める事ができた、という事なのです。

信頼関係がある仲間と、力で服従させた集合体とは違う。
卑留呼は劣等感から仲間との繋がりを切ったところが、ナルトと違うベクトルに傾いていってしまった、という例。
劣等感という出発点は同じでも、ナルトは仲間との絆を作り、犠牲にさせない、仲間を救うという信念を貫く為に(本人にはあまり自覚症状はないみたいですが)、精神的にも忍術もとても強くなった。信念は曲げないだけならただのバカですが(^^;)、ナルトにはそれを貫く強い意志と術が伴っている。だからこそ、人はナルトに希望を見出し、信じて絆ができるのでしょう。

今回は敵側の卑留呼サイドはオリジナルキャラですが、木ノ葉側は原作キャラ。
サスケの代わりにサイを入れ、ナルトの同期生が勢揃い。術の見せどころもバッチリあって、お子様から、ストーリーの巧みさで大人まで楽しめる内容でした♪


ところで、
監督が、テレビアニメで原作にはない左近の臓物どぱーーー(ーー;)のむらたさんだったのでちょっと心配だったのですが、異形の描写があの程度で良かったです。

スタッフは殆どTVアニメスタッフで、絵も安定している上にTVで見慣れているせいか違和感も全くなし!


ところで、
●WJに書いてあった、ラストのあっと驚くものってナルトが火影になっている、ってことですか?
分からん(???)

●禁止された筈の風遁螺旋手裏剣、ナルトは使って大丈夫だったんでしょうか?

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アニメ【NARUTO】感想

■345話「消失」 2009年9月3日放送
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ・演出/木下ゆうき 作画監督/すがやゆりこ

衝撃だらけの回!!!
《衝撃その1》ついに明らかに!暁のリーダーペインと黒幕うちはマダラ=トビ!!!
と言うか、
トビとマダラって別人だったんじゃないの?最初の設定では。
家でいつもコレが話題になるのです(^^;)。
文字通り面が割れていないのをいいこと(?)に。
だって、
デイダラの巻き添えを食って死んだトビをリーダーは、「あの程度の男ならいくらでも補充が利く」と言ったんですよ!?
「デイダラは惜しかった」と、明らかにデイダラの方がリーダーの評価は高いです。まぁ、トビはいつも逃げ腰だったし、今までこれといった能力を発揮していた様にも思えないし。ならば何故トビは暁に?って事になるのですが、そこは鬼鮫が言う様に「陰鬱な組織の場を和ませる為」…って、そんなワケあるかいッ!!!
「いくらでも補充が利く程度の男」=暁の黒幕!?
後付け設定なんじゃないの?

まぁいいや。真相は今後明らかになるでしょう。

サスケの息の根を止める手段として、周囲を巻き込む大爆発を起こして自爆したデイダラ。
この段階ではサスケとトビは死んだとされていました。
イタチを狙うサスケを、命懸けで阻止した(このセリフ、アニメではカット)デイダラの行為をイタチが感謝していると思ったのはイタチ以外の全員だった事でしょう。
そして季節外れの大雨の中。
鬼鮫はイタチの健康状態を知っている口ぶりです。
雨をいつも効果的に描く岸本さんですが、
冷酷なイタチがサスケの死を悼んでいるかのような、涙雨の様にも感じられます。しかし激しく降ったのもつかの間、雨はあがり晴れ間が覗きます。この時はイタチはサスケの生存を確信していました。イタチの心を当時は誰も読めなかった様です。勿論読者・視聴者である私にも。それがイタチの、というか岸本さんのねらいだったのでしょうけれど(^^;)。


《衝撃その2》うちは一族がイタチとサスケ兄弟以外にもいるという事実。
…って今更ですけれどね。
シスイは死んだんですかね(というか、本当にイタチに殺されたのでしょうか)。


おまけの(^^;)、
《衝撃その3》甲斐がいしいまでの重吾のサスケへの看病。
恋する乙女(笑)香燐はさておき、何故重吾と水月がサスケについて行くのか、よく分かったアニメでの説明。
水月は刀欲しさ、ということは以前にも説明があったけれど、重吾は殺人衝動が抑えられるのは、もうサスケしかいないから。
サスケは檻と言うけれど、水月も指摘している様にその檻には鍵はない。いつだって抜け出す事はできる筈。それに水月と違って重吾にはこれといった目的もなさそう。
矛盾している様だけれど、重吾が檻や手枷、足枷なくある意味『自由』でいられるのは『サスケの檻』があってこそ、という事なんです。
重吾は本当は動物好きな内気な性格。だから、自力ではどうにもできない殺人衝動が恐ろしくてならない。でも自己嫌悪や罪の意識に苛まれて自害するという訳でもない。君麻呂亡き後自由はないと思っていた重吾だから、友であった君麻呂が自分の生まれ変わりだと思ったサスケだから、重吾はサスケについて行こうとしているのですね。

今や力をつけ、仲間を持ち、捕獲レベル(!)が高くなってしまったナルト。
ナルトの中の九尾を狙うペイン。
イタチを狙うサスケ。
サスケを追うナルト。
そして写輪眼を十分使いこなせるようになったサスケと、尾獣の力を使って自分の野望を果たそうとする黒幕うちはマダラ。

おのおのの願望が混ざり合い、黒く渦をまいて大きな嵐となっていく予感がする回でした。
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アニメ【NARUTO】感想

■344話「芸術」 2009年8月28日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/三宅雄一郎 演出/岡島国敏 作画監督/容洪 石田慶一

芸術とは他人に理解されないもの也?

デイダラとサスケは見ているものが違う。
(というか、そもそも忍者なのに芸術うんぬんと言っているデイダラに、同業の理解者がいるとは思えません(^^;)。
初めに術ありきで、デイダラの術を活かせる(^^;)のがテロリストという事だったんでしょうね…アブない芸術だ;)

サスケはハナからイタチの居場所しか頭にないし、
デイダラは対イタチというか写輪眼対策をどれだけ、イタチの弟で同じ写輪眼を持っているサスケに通じるのか試し、デイダラの芸術性(力量)を測りたい、サスケをひれ伏せたい。

C2ドラゴンもC4カルラもサスケに破られ、デイダラは体も心(プライド)もズタズタです。対し、サスケは体はボロボロですが、心までボロボロではありません。
結局、「血統に恵まれただけ」と自身に言い聞かせていた通り、いや、それ以上に血継限界の写輪眼の優位性を見せつけられたデイダラ。
加えて属性の土も、サスケの雷に負け。
里長である我愛羅をやったデイダラも、サスケには勝てません。
勝利を感じるのもつかの間、次の瞬間には写輪眼の脅威に曝されます。

C4カルラを放った後、デイダラに冷や汗が流れます(原作ではそれほどの効果を感じられなかっただけに、アニメのこのシーンはナイスです)。
渾身の力で直接サスケをC4カルラに閉じ込めても、やはり写輪眼からは逃れられなかった。
最後にはサスケの拳がデイダラを直撃しますが、ここで感じられたのは、

ナルト拳を交える事で絆ができるが、
サスケは拳を交えても絆を断ち切る、というか絆は結べない
んだ、ということ。余談ですが。

上忍の中には2つ以上の属性を扱える者も珍しくないので、イタチも火以外に複数持っていると思っていい。その中に雷があるかどうかは分かりませんが、もしそうなら、デイダラはイタチには勝てないという事になります。
結局、ここでデイダラは自爆するのでイタチとの直接対決は叶わなかったのですが、これは写輪眼=持って生まれた者に対する羨望の裏返しだから、対象者はサスケでも構わないのでしょう。
デイダラにはサスケが負けるのを直に見なくても、自爆することでサスケが必ず巻き添えを食う事を確信していたので、サスケの最期を見届ける必要もない。自らを爆破させる事で昇華させる、究極の彼なりのアートの完成です。

彼の(芸)術がもたらす恐れや動揺を受けないサスケや、持って生まれた瞳力でひれ伏せさせたイタチを、デイダラは相容れられなかった。
「そんなものは眼中にない」とサスケに言い放たれた時、デイダラは完全にキれました。
デイダラを完全否定されたのと同じだから。

他者を恐怖させる事でプライドを保っているデイダラにはどんな過去があったのでしょう。




●サスケがデイダラに披露しなかったもう一つの術は『麒麟』?

●原作2話分なのに、2分間も使い回しが!?
対写輪眼対策に、デイダラが左目を鍛えていた、という部分を回想シーンとして前回放映されたものを2分間もそのまま流したのには驚きです。
“天下のアニメNARUTO”なんですから、オリジナルシーンを挿入してデイダラの対写輪眼対策か彼の生い立ちなどを入れて欲しかった!!!

●デイダラが命と引き換えに発動した術、
段々体が透明化し、核に変化するところ、アニメではとても分かりやすかったです!

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